こんにちわ!UJCインストラクターのマユです。
2021年7月に、グレイシー柔術の認定インストラクタープログラムという資格試験がありました。
今日は、その試験に合格したUJCインストラクターの3名より、試験を終えての感想、これから認定インストラクターになりたい人にお手伝いになるようなお話ししていきたいと思います。

まずは、それって何の資格??という人のために、
Gracie Combatives Instructor Certification Programと呼ばれ、ICPと呼ばれています。
グレイシー柔術の初心者プログラム「グレイシーコンバティブス」を教えれる資格試験の事です。
グレイシーユニバーシティというオンラインサイトで、柔術はもちろんのこと、あらゆる武道のためにこれまでに作成された中で最も包括的なインストラクターのためカリキュラムです。
プログラムは52のビデオから構成され、オンラインで指導方法を学び、さらにカリフォルニア州トーランスにあるグレイシー本部のプログラムのライブレッスンを受けます。
・なぜ、この認定プログラムが存在するのか
・グレイシーメソッドにはどのような効果があるのか
こう言った、指導の知識を持つことで、どう言った成功があったのかをグレイシーファミリーから知ることができます。
グレイシー柔術には、「柔術は、誰でも学ぶことができるが、誰でも教えられるものではない。」
という、エリオ・グレイシーの教えがあります。
なのでこの試験は、何段階にもテストがあり、一つでも不合格があると、一生受けることができないという、とてもシビアなものなのです。
私たちは、約7か月間かけてグレイシーの歴史、哲学など基礎の基礎から勉強しました。
この期間は、課題をレコーディングをして、提出する、評価を受けて、OKなら次のステップを学ぶという具合に進めていきました。
52レッスン中でも印象的だったのは、
・グレイシーファミリーの哲学
・スライスプレゼンテーションフォーミュラー
・グループクラスアウトライン
・10ミニッツ イントロ
・子供へのティーチングメソッド
・話し方・伝え方
・One-on One リテンション
など、100年を迎えようとする彼らの伝統は、守られながら常に改善され、その背景には、柔術が必要な人に楽しく学んでもらいたいという想いが全てに感じることができます。
努力の甲斐があり、3名ともオンラインでの評価はすべて合格し、ライブ試験に挑むことができました。
毎回評価のメールが届く(とても細かく評価されるので)、ヒヤヒヤしました。
3人いるから、私だけダメだったらとか考えちゃいました(笑)
ですが、一緒に助け合いながら指導風景を撮影したり、改善点があったら教えてあげたり、素晴らしいモチベーションで進めることができました。
以下は、3名よりコメントをまとめました。
【ICP受けようと思えたきっかけは?】
谷口・マユ:正式なインストラクターになりたかったから。
れい:グレイシー柔術をたくさんの人に伝えたいと思ったからです。
【何をどうやって勉強した?】
谷口:マニュアルとビデオを両方を使用しました。スマホにグレイシーユニバーシティの動画をダウンロードして、通勤・帰宅の電車で見ていました。PDFをWord翻訳に入れて、日本語版マニュアルを自作しましたけど、翻訳機能が未完成だったので、ミュアンスを掴んで意訳していました。そして、英語と日本語のマニュアルを照らし合わし、最終的には英語のマニュアルで学びました。
れい:ビデオを主に見て、マニュアルに書き込んでいきました。英語のマニュアルはGoogle翻訳しました。でもヘナーとヒーロン言っている内容を直接学びたかったので最終的には、英語のマニュアルで学びました。
マユ:わたしは、英語が理解できたので、動画を主に活用しました。マニュアルもとても深い内容だったので、理解が深まります。チアゴ先生が私たちの指導にあたってくれたので、指摘を受けたところを修正し、なぜ指導にはメソッドが必要なのかを考えるようにしました。
【一番難しかったところは?】
谷口・れい:英語!(笑)特にライブテストでzoomのセッションは難しかったです。テクニックは動きを見たらニュアンスがわかるけど、哲学やマインドセットの話は、深くて難しかったので、チアゴ先生にに訳してもらいました。
【一番楽しかったところは?】
谷口:合格者の名前を呼ばれた時ですね。あとは、レイくん、まゆさん、チアゴと一緒に勉強したので、支えになりました。
れい:合格の瞬間は、嬉しかったです。みんなで勉強する時間があってよかったです。
マユ:うまくできてるか不安があるときもありましたが、1つ1つのテストの合格通知が来たときは、「頑張ってよかった~」ってなりました。
【グレイシーのこれが学べてよかった!っというところは?】
れい:子供の指導法での、「4つのC」について学んだときは、目から鱗でした。
谷口:テクニック以外のところでもとても学べました。初めて柔術を学ぶ人への接し方など、学べるのはICPだけだと思います。
マユ:マインドセットのお話は、指導者だけでなく、人生において役に立つ考え方が学べて良かったです。
【実際のテストの感想は?】
れい:テスト自体は、楽しめました。実際のHQ(本部)のクラスを受けれたのが、魅力的でした。
谷口:ヘナー、ヒーロンの話をたくさん生の声を聞けて、グレイシー柔術に触れれて楽しかったです。
マユ:100名を超えるICP参加者のモチベーションの高さに興奮しました。みなさん同じ時間かけて学び助け合って、良い指導者になりたいという想いが同じで感動でした。またその一員になれたことが光栄でした。
【これから先にICPを受けたいと思っている人にアドバイスお願いします。】
谷口:英語が苦手なら、まずは少しでも準備ができていればいいと思います。グレイシーの考え方は魅力があり、話の内容をリアルに知るのはもっと価値があると思います。なので、英語の自信をつけると良いと思います。
れい:コンバティブスの内容が理解できて、楽しめる方なら、ぜひインストラクターを受けるといいと思います。柔術の基礎を学べて、奥深い分野なので、僕のように青帯でも指導ができるシステムとサイクルがあるので、柔術が好きで学ぶことが好きならぜひチャレンジしてみてください。
マユ:私は、主に指導者のアシスタントとして長く柔術に関わってきました。自分の指導方法に疑問があるなら、ICPには素晴らしい価値があります。私の師の言葉で「良い指導者でありたければ、良い生徒であること」という教えがあります。学び続けることの大切さを知る素晴らしい機会です。
最後に【チアゴ先生の感想】
今回彼たち3名は、日本で初めて、ICPのテストを一部の動画は英語で、残りは日本語で受験できました。これを了承してくれたヒーロン、ヘナー、グレイシー柔術本部・CTCマネージャーのビクターに感謝しています。
僕は、グレイシー大阪の田中先生のサポートを受けて、日本で2つ目のグレイシー柔術認定トレーニングセンター(CTC)を作りました。全ては努力の結果で、これがきっかけに、僕たちは見本となり、これからICPを受けたい人たちの道を開けることができ、とても嬉しいです。
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