こんにちは、Ultimate Jiujitsu Clubです。
今日は、柔術を始めたら起こり得る外傷の1つ、「耳の腫れ」の対処法についてご紹介します。
柔術の練習の際に、耳が相手の柔術着に接触し、強く擦れることで耳に痛みが出ることがあり、
柔道耳や餃子耳とも呼ばれ、柔道やレスリングなどでも同じ外傷が起こることがあります。
耳の見た目が、変貌するため、なる可能性や、なったらどうしたらいいか気になる方も多いはずです。
これから柔術を始めたい方や初心者プログラムを始めた方から、同じ質問をいただいたので、
ご紹介したいと思います。
●ご質問
柔術をやると耳が潰れることがあるようですが、そうならないためにイヤーガード?というものがあると聞きました。
ただ、HPの写真を見ているとイヤーガードを付けて練習されている方はいないようなのですが、
つけると浮きますでしょうか・・・?そもそも週に2回程度の練習では耳が潰れることはないでしょうか。
回答:耳が腫れることは、柔術の練習の中で起こり得る事情の1つです。
UJCの初心者プログラム「GRACIE COMBATIVES」では、クリンチという練習があります。
相手のパンチから自分を守ることができるポジションで、相手の胸元に近づき、距離をコントロールします。
初心者のクラスで耳が腫れることは、クリンチ(スタンディングの護身術)で相手の柔術着が耳に強く擦ることで起こり得る可能があります。
ただこれは、かなり個人差があり、数回の練習でやや痛みが出ることもあれば、何年も練習を重ねてもならない方は全くなりません。
練習参加の際に、イヤーガードを付けることは、全く問題ありません。まずは、練習をされてみて、必要だと感じるのであればご準備していただいても構いません。
●耳が痛くなってきた時の対処法
・耳に熱感がある場合は、冷やす
・腫れが出て、柔らかい場合は、形成外科を受診する
・注射針で血塊を抜いてくれるクリニックを探す
注*血を抜いた後圧迫をしないと腫れが戻るため、圧迫の処理をしてくれるクリニックがお勧めです
・コンバッティブスのクラスでは、クリンチのクラスをお休みする、または練習で避ける
・イヤーガードをつける
耳の痛みが出ると、就寝時の枕の圧迫で痛みが出ることがありますので、寝姿勢も配慮しましょう。
数週間〜1ヶ月にかけて、症状が続き、治ることが多いです。
その間に何もしないで腫れたまま放置すると最終的に腫れ上がった耳の形になることが多いようです。
これらのおすすめは、UJCのインストラクターや生徒さんからのフィードバックに基づいてまとめたものです。
症状や回復は個人差がかなりありますので、ご自身の状態をよく観察して適切な処置をお選びください。
皆さんの柔術ライフが快適なものとなるようご参照ください。
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